斜陽

斜陽 (新潮文庫)、ヤバイ。
仕事で別の場所に移動して終わった後、井の頭線の普通でのんびり帰っている最中に
読んでいたんだけど、渋谷に着いた事に気がつかないぐらい集中してしまった。
ハッキリ言って周りが見えてなかった…


文才もなく表現することに疎くてうまく言い表せないけれど、本の中に吸い込まれて
かず子の目線になるぐらい自然に読み進められる。
日本語の美しさ?というのだろうか…
しかし女性と言うのは皆かず子のような一面を持っているのだろうか。
"出す"だけの男には分からない踏み込めない感情かもしれない。
元があるとは言えそれを表現する太宰治って何者だったんだろう。


もう読み終わったけどまたきっと読み返す作品であることは間違いない。